50代からのブログ 主婦奈々子の日記

後半の人生の記録。どちらかというと、自分のための( ..)φメモとして使ってますが、興味関心の合う方がコメントくれたらうれしいです。

晩節を汚してしまった元農林水産事務次官。熊沢英昭被告に懲役6年の実刑判決

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熊沢被告に懲役6年の実刑判決

元農林水産事務次官の熊沢被告に懲役6年の実刑判決が出た。

 

この事件は本当に悲しくTVのニュースを見るたびに気にかけていた。

 

自分の遺伝子を未来につないでくれる大切な長男を手にかけなければならなかった老人の胸中を思うとなんともいたたまれない。

 

ご本人は世間もうらやむようなエリート路線を生きて立派に務めを果たしてきたのに、息子のことで晩節を汚すことになってしまった。

 

76歳になって残りの人生を刑務所で過ごすなんてどれほど老体にこたえることだろう。

 

うちの息子も似たようなところはあるので人ごととは思えなかった。

 

アニメが好きだったりゲームにはまってたり、汚部屋にしてて整理整頓が苦手だったり、うちの息子もこの事務次官のご長男に似たところもあるので余計に人ごととは思えなかった。

 

うちの息子は暴力は振るったりしないし就職もできたので、このお父さんほど深い悩みがあるわけではないが。

神は重過ぎる荷物は与えない。

 

神は耐えられないような試練は与えないといった内容の言葉が聖書のコリント人への手紙にある。

 

熊沢さんご本人も庶民の何倍もの退職金を手にし天下りもしていたわけだし、奥様がご実家から受け継いだ莫大な資産もあったわけで、ご長男が働かなくてもやって行けたはずだ。

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/5/5c/Jiri_Paroubek_and_Hideaki_Kumazawa_20071204.jpg

熊沢英昭さんと奥様の画像↑

引用元:https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/5/5c/Jiri_Paroubek_and_Hideaki_Kumazawa_20071204.jpg

いかにも良いところのお嬢様といった感じですね。

息子さんのことでうつ病になられていたようで。

 

駐車場とアパートの収入が月80万以上はあったそうで、それだけでも息子さんは十分生きて行けたはずだ。

 

 うちの場合はお金がないので、神は仕事はする息子を与えてくれた。

お金が十分ある熊沢家には働かない息子を与えた。

 

そう言う意味では神は親の器を考慮して背負いきれる荷物を割り振っているように思えるのだが、短絡的すぎる思考だろうか。

 

 

それなのに、どうしてこんなことになってしまったのか。

 

息子さんの体調管理ができずに体を壊し同居を始めたというのなら、病院に入院させるなり施設に入れるなり方法はあったはずだ。

 

娘さんの縁談が次々に壊れたのも本当に息子さんのせいなのか?

 自ら命を絶った娘さんの話も出てきたが、その原因が本当にこの息子さんにあるのかも疑問に思った。

 

娘さんの縁談が息子が原因で次々に破談になり絶望した結果・・・ということだが、引きこもりの息子がいるだけで破談になどなるだろうか。

 

性格に色々問題のある息子さんだったには違いないが、これまでのところ事件を起こしたわけでもないのに。

 

ネットでは、兄が妹の婚約者に金の無心をしたんだろうだの

婚約者に暴力振るっただの

発達障害は遺伝するから破談になっただの言われてますが

 

どれも根拠のないもので憶測の域を出ないと思います。

 

妹さんの縁談の原因も兄である熊沢英一郎さんのせいだとは言い切れないと思うのです。

 

教育熱心だったお母さんに特に暴力をふるう息子だったようだが、父のようになってほしいお母さんの理想にこたえられずに、自分を一番ダメ人間だと責めていたのは息子さん自身なのではなかったか。

 

その自分への怒りが暴力になってしまったのではないか。

 

よその家庭のことはわからないが、エリート以外は認めないような雰囲気が家庭の中に漂っていたのも1つの原因だったかもしれない。

 

絶えず自分を責めるような親の視線を感じていたら、暴力振るいたくなってしまうのかもしれない。憶測の域を出ないけど。

あるがままの姿を認めてあげれば違った結果になったかもしれない。

 

「あなたが生きていけるだけのお金はあるから、もういいよ。好きなことして生きなさい。生きていてくれるだけでいいからね。」

 

と言ってあげたら息子さんも暴力はやめたかもしれない。

 

バーチャルな世界の出来事にすぎないかもしれないが、息子さんはネットゲームで彼女もできたようで、幸福を感じる瞬間もあったようで、それを奪う権利は親にだってなかったはずだ。

 

twitter.com

 

twitterから読み取れる英一郎さんの性格は、ただ、単純でわかりやすい人だなぁという印象だ。

父を自慢したり貴族的俺様発言したりKYな部分は確かにあるようだけど。

 

やっと小さな幸せつかみかけていたのに、尊敬していた父親に命を絶たれた息子さんはやはりかわいそうだと思うのだ。

 

そういった意味では、執行猶予が付かなかったのも仕方ないと思える。気の毒ではあるけれど。