昔、お世話になった弁護士さんが全財産寄付してアフリカに移住した。
身バレしたくないので書ける範囲でしか書けないけど、私たち夫婦は若いころヨーロッパに住んでいた。駐在員という立場だった。
今の生活からは想像もつかないが、あの頃は譬えるなら「ヨーロッパの田園調布」みたいな高級住宅街に住んでいたのだ。
そのころお世話になった弁護士さんが、なんと定年退職と同時に全財産を寄付して、
身一つでアフリカのセネガルに移住したんだと。「このお金で病院作ってください。」と言って市に寄付したそうだ。
「セネガルは物価がここの6分の一だから、年金だけでやっていける。余計な財産はいらない。」というのがその理由だそうな。
これには私もびっくりした。
今どうなってるかは知らないが、当時はすらっと背の高いイケメンで愛想の良い紳士だった。(あちらのエリートというのは、お勉強ができるだけでなく容姿にも恵まれスポーツも万能であることが多い。)
見た目の美しい人は心も美しいのねと思った。マジでかっこいい生き方だ。
こういう男性は心から尊敬する。私は自分の家族(特に子供)のことだけで頭がいっぱいだ。世の中のためとかそこまで頭が回らないので、なんて素敵な生き方なのと思うのだ。
うちの夫も博愛心はあると思う。だけど、アホで散財してしまう妻がいるためにそこまでする余裕はない。うちは、ワーキングプアの息子も抱えているし、シングルマザーになった賃借人にしょっちゅう家賃滞納されてる赤字大家でもあるし
セネガルのサバンナは自然も豊富よね。↑
違う意味でマネできないかといろいろ調べてみた。
うちは、お金のことではピーピー言ってる家庭なので全財産寄付はさすがに無理だけど、セネガルに住めば生活費は浮くのかしら?それなら夫が働けなくなったらアフリカで暮らすのはどう?あの志の気高い弁護士さんのご近所さんになって爪の垢でも飲ませてもらうべきだわね、などとチラっと考えたのだ。
セネガルはアフリカでは比較的治安のいい地域だ。エボラ出血熱などの怖い病気はここ数年出ていないし、医療水準もまぁまぁでヨーロッパのお金持ち向けの不動産も売りに出てるようだ。
ただ、値段調べたけど、不動産は結構高そうでした。3000万ぐらい払わないとそれなりの物件は買えないし日本とあまり変わらないような相場だ。
アフリカってあちらの方には意外に人気なスポットで、あのころ同じマンションの住人もカナリア諸島にセカンドハウス買ったのよだの話してたっけ。気候も温暖で住みやすいのだと。でも、カナリア諸島のその物件もすごく値上がりして今では買えないような値段だ言ってました。
アフリカの生活費は安いがとんでもない落とし穴は電気代!
セネガルで日本人向けのゲストハウスを経営するシェ山田さんの記事に詳しいが
- 外食が100円程度
- 水がペットボトル10リットル200円
- キャベツ1玉60円
- 林檎1個40円
- 鶏肉1羽600円
- 牛肉1キロ600円
と確かに食べ物は安いようです。
だけど、インフラが日本のように整備されておらず、そのため電気代が日本の3倍ぐらいするとか。灯油だのろうそくだので生活すれば安いだろうけど、電気は私には必需品だな。バッテリー持参すればいいのか。
新品価格 |
それから、イスラム国なので豚肉が売ってない(売っていても高い)らしい。
生活していくにはいろいろハードルが高そうね。
でもフランス語が通じるので語学留学に日本の大学生がホームステイしたりしてるようです。